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エル・グレコ(El Greco、1541年 - 1614年4月7日)は、現ギリシャ領のクレタ島、イラクリオン出身の画家。本名はドメニコス・テオトコプーロス(Δομ?νικο? Θεοτοκ?πουλο?、ラテン文字転写:Domenikos Theotokopoulos)で、一般に知られるエル・グレコの名はスペイン語で「ギリシャ人」を意味する通称である。
当時ヴェネツィア共和国の支配下にあったクレタ島で初めイコンを学び、のちにイタリアのヴェネツィア、ローマに渡ってティツィアーノに師事し、ヴェネツィア派絵画を学んだ。1577年、36歳でスペインのトレドに渡り、没するまでスペインで活躍した。
エル・グレコの絵画はマニエリスム、バロック様式に分類される。全体的に暗い画面、縦に長く伸びた構図、複雑なポーズを取る人体などが特徴的で、彼の死後は長らく高く評価されなかったが19世紀に再評価を受け、パブロ・ピカソやジャクソン・ポロックなど20世紀の芸術家にも影響を与えた。
1922年当時フランスに滞在していた児島虎次郎は、とあるパリの画廊でエル・グレコの『受胎告知』という作品が売りに出されていたのを眼にした。この作品の素晴しさを見抜いた児島ではあったが手持ちがなかったため、自身の出資者である大原孫三郎に送金を依頼、大原も送られてきた写真を見て了承し、児島は『受胎告知』を購入すると日本へ持ち帰った。結果的にこの二人の判断は的中し、現在では『受胎告知』が日本にあることは奇跡とまで言われている[1]。日本にあるエル・グレコの作品は、これと国立西洋美術館にある『十字架のキリスト』(制作年不明)の2点のみである。
マドリードにあるプラド美術館には、彼の作品が多数展示されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
